【初心者向け】HP制作を依頼する前に知っておくべきこと【6選】

WordPressHP制作の基礎知識

はじめに

ホームページ(HP)は、今やビジネスに欠かせないツールです。

特に、個人事業主や小規模ビジネスの方にとって、HPはお客様にビジネスを紹介し、信頼感を高めるための重要な手段となります。しかし、HPを作るために制作会社に依頼する際、どんなことを知っておくと良いか、分からないことも多いのではないでしょうか?

この記事では、HP制作を依頼する前に知っておくべき基本的な知識を、初心者向けにわかりやすく解説します。これを読めば、安心してHP制作を依頼できるようになるはずです。

① ドメインとサーバーとは?

ホームページをインターネット上で公開するには、「ドメイン」と「サーバー」が必ず必要です。これらはHPを動かすための基本的な要素なので、押さえておきましょう。

ドメインとサーバー
  • ドメイン:これはインターネット上の住所のようなもので、ホームページのURLです。「.com」や「.jp」などがドメイン名にあたります。ビジネスの信頼性を高めるため、できるだけ短く、覚えやすいドメイン名を選びましょう。
  • サーバー:これはホームページのデータを保管する場所です。レンタルサーバーを使ってデータを公開します。サーバーによって、料金や速度、安定性が異なるので、どのサーバーを使うかも考えておくことが大切です。

さらに、ドメインとサーバーを同時に取得できるサービスもあります。多くのレンタルサーバー会社では、サーバーを契約すると同時にドメインも取得できるプランが用意されています。この場合、別々に手続きする必要がなく、一括で管理できるため、初心者にはこちらを強くおすすめします。

どちらも用意と維持にはお金がかかります。後からドメインやサーバーを変更すると追加の依頼料金がかかってしまうことがほとんどなので、慎重に選びましょう。

② レスポンシブデザインって何?

今や多くの人がスマートフォンでホームページを閲覧します。そのため、PCだけでなく、スマホやタブレットでも見やすいデザインが必要です。これを実現するのが「レスポンシブデザイン」です。

  • レスポンシブデザイン:画面の大きさに応じて、ホームページのレイアウトが自動的に調整される仕組みです。たとえば、PCでは横長に表示されていたメニューが、スマホでは縦に並んで表示される、というような調整が自動で行われます。

なぜ必要?

スマホからのアクセスが非常に増えているので、どのデバイスでも快適に見られるHPが重要です。ユーザーが見にくいと感じた場合、離れてしまう可能性が高くなります。

③ SEOって何?

「SEO」のSEは、search engineのこと。「SEO」とは、Googleなどの検索結果で上位に表示されるようにするための工夫です。良いHPを作っても、検索で見つけてもらわなければ意味がありません。SEO対策をすることで、自分のサイトが検索結果の上位に表示され、より多くの人に見てもらえるようになります。

  • SEOの基本:検索エンジンに見つけてもらいやすくするためには、キーワードの選び方や、ページの内容がしっかりしていることが大切です。また、画像やリンクの設定にも工夫が必要です。初心者には少し難しいかもしれませんが、制作会社に「SEO対策をお願いしたい」と伝えると良いでしょう。

④ 制作費用と維持コスト

ホームページの制作には、初期の制作費と、公開後に必要な維持コストがかかります。デザインや機能によって制作費は変動し、ドメインやサーバーの費用などは維持コストとして毎年かかる点を理解しておきましょう。どちらも事前に確認し、見積もりを取っておくことが重要です。

それぞれ主に、次のような費用が発生します。

制作費

ホームページを制作する際、初期費用として制作費が発生します。この制作費は、依頼する内容や規模によって異なりますが、以下の要素が主に費用に影響を与えます。

  • サーバー・ドメイン
  • デザイン費
  • 作成費
  • 機能追加費
  • SEO対策

制作費の参考例:

  • テンプレートデザイン:数万円~十数万円
  • オリジナルデザイン:数十万円~100万円以上
  • ページ作成費:1ページ数万円(ページ数に応じて増加 or 〇ページ以上で追加料金)
  • 機能追加費:数万円~(機能の複雑さによる)

維持費

ホームページを公開した後、運営にかかる維持コストも考えておく必要があります。維持コストには、ドメインやサーバーの費用のほか、サイトを安全に保つための費用が含まれます。これらは定期的に発生する費用で、基本的には月額や年額で支払います。

  • ドメイン更新費
  • サーバー費用
  • SSL証明書費用
  • サイトの保守・更新費用

維持コストの参考例:

  • 保守・更新費:月額1万円~数万円(依頼内容による)
  • ドメイン更新費:年間1,000円~数千円
  • サーバー費用:月額500円~3,000円程度
  • SSL証明書費用:無料~年間数万円

具体的な解説や、安く抑える方法はこちらにまとめています ↓

⑤ コンテンツ管理の方法を検討しよう【CMS】

Webサイトの運用では、定期的な更新が重要です。コンテンツ管理の方法には主に2つあります。

CMS(コンテンツマネジメントシステム)(CMS)

メリット:専門知識なしで更新可能、多様な機能拡張
デメリット:初期設定に時間がかかる、セキュリティ管理が必要

代表的なCMOには、WordPress, Joomla, Drupalが挙げられます。

COMはカンタン

静的HTMLサイト

メリット:高速、セキュリティリスクが低い
デメリット:更新に専門知識が必要、機能追加が難しい

静的HTMLにはたくさんの知識が必要

近年では、前者のCMSの利用が圧倒的に増えており、静的HTMLで作られた古いサイトをCMSに移行するケースも多く見られます。特に普及しているのはWordPressです。無料での導入が可能 な点も魅力的です。

自分でもサイトの簡単な内容更新を行いたいと考えている場合は、CMSを使ってサイトを製作してもらうと良いでしょう。

⑥ Webセキュリティの重要性

ホームページがインターネット上に公開されている限り、セキュリティの問題は避けて通れません。特に、個人情報やお客様のデータを扱う場合、セキュリティ対策は必須です。適切なセキュリティを導入しないと、悪意のあるハッカーによる攻撃や、データの漏洩などのリスクが高まります。

SSH証明とドメイン
  • SSL証明書:SSL(Secure Socket Layer)は、インターネット上での通信を暗号化する仕組みです。これを導入することで、お客様が安心してデータを送信できる環境を作ることができます。多くのブラウザではSSLが導入されていないHPを「安全でないサイト」として表示するため、必須の対策です。
  • ファイヤーウォール:HPに対する不正アクセスを防ぐためのセキュリティ対策です。特に、頻繁に更新するHPや、ログイン機能を持つサイトでは、ファイアウォールを導入することで安全性が高まります。
  • 定期的なバックアップ:予期せぬトラブルや攻撃に備えて、定期的にホームページのデータをバックアップしておくことが大切です。これにより、万が一の障害が発生した場合でも、迅速に復旧することができます。
  • ソフトウェアの更新:ホームページを作る際に使われるソフトウェアやプラグインは、定期的にアップデートされます。これらを最新の状態に保つことで、セキュリティの弱点が修正され、攻撃に対する耐性が強化されます。

まとめ

HP制作を依頼する前に、基本的な知識を持っておくことで、スムーズなやり取りができ、納得のいくホームページを作ることができます。ドメインとサーバーの役割、スマホ対応(レスポンシブデザイン)の重要性、SEOの基本、制作費用やランニングコスト、そしてWebセキュリティについて理解しておけば、安心して制作会社に依頼できるでしょう。

初心者でも、このポイントを押さえておけば、ホームページ制作を成功させる一歩を踏み出せるはずです!

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